南の島で思うこと－沖縄から与論島へ－

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隙間だらけの我が家には色々な生き物が棲んでいる。ここに住み始めた当初、夜中に天井で何かが暴れる音に驚いたものだった。また、せっかく裏庭に作った畑が何者かによって荒らされているのを見て、頭にきたものだった。

そいつは３ヶ月経った今でも、ほとんど毎日天井裏で暴れることを日課にしている。天井裏の騒音の主は、僕が来る数ヶ月前に学校の理科室の天井裏で生まれた３匹の猫のうちの一匹だ。我が家の天井裏には（まだ確認は出来ていないが）ネズミもいるようで、夜中にそのネズミ（？）を追っかける音で何度も目を覚まされた。

それにしてもこいつは、生まれつきなのか、よっぽど天井裏が好きらしく外を歩いているところを見ることはなかなか無い。まだ奴の半径１０m以内に接近したこともないから、当然写真もないのだ（でも普通の虎猫だ）。

猫らしく日向ぼっこをしているところなども見たことがない。こいつの親猫は子供を産み落としたのは良いが、我が子にタダシイ猫としての振る舞い方を教えずに、居なくなってしまったのかも知れない。人間に限らず、猫も教育力が低下しているということなのか。まあ、ビタミンB１不足で脚気にならないことを祈るまでだ。

どうやら裏の畑を荒らしているのはこのトラらしく、今では僕のガーデンは猫のトイレとなり果てている。